私達の理念 ・ philosophy

小型中性子源を用いた日本発の非破壊検査技術により
新たなインフラマネジメントを実現し
安心・安全な社会の創出に貢献する

  

理化学研究所 中性子ビーム技術開発チーム

理化学研究所の中性子ビーム技術開発チームは理研キャンパス内において小型中性子源システムを基軸とする新しいコンパクト線源および非破壊計測技術の研究開発を行っています。理研小型中性子源システムRANS(ランズ RIKEN Accelerator-driven compact neutron systems)は、ものづくり分野など産業利用の現場で利用できるコンパクトな評価解析装置システムの実現、さらに社会ならびに産業インフラ予防保全 、防災に役立つ非破壊観察技術の開発を目標にしています。RANSではそれらの分野における様々なアプリケーションの中で、インフラ予防保全の分野ではコンクリート内の空隙および水に対する反射中性子(後方散乱中性子)を利用する非破壊検査法を世界で初めて開発、さらに塩害による劣化を初期予防するための塩分検出技術開発に取り組んでいます。これにより、ますます小型中性子源の利用範囲が拡大されるとともに、コンパクトな中性子源システムが現場で利用されることが期待されます。(株)ランズビューの事業として進めているRANS-μについても、その高度化につながる研究で強力にバックアップします。

  

T-RANS(ニュートロン次世代システム技術研究組合)

中性子による社会インフラのコンクリート構造物内部の塩分計測技術、および橋梁床板の滞水による内部劣化の可視化技術を確立し実用化に資するために、これら中性子非破壊検査技術の標準化(「コンクリート橋の塩害に関する特定点検要領(案)」等への反映等)を目的として活動しています。

コンクリート構造物の塩害劣化、および橋梁床板の滞水による内部劣化に対する予防保全に資する計測性能を、実用的な小型可搬装置で実現し、現場での実証、標準化活動を推進しています。中性子による高度な計測を、広く社会で実現するために、「RANS-μ計測士認定制度」を創設しました。確かな技術、知識、使命感を持った「計測士」「上級計測士」が各地の現場で活躍することにより、(株)ランズビューとともに社会インフラの安心・安全に貢献します。

  

理研発スタートアップ

当社は理化学研究所が開発してきた小型中性子源の最先端技術をもとにした理化学研究発スタートアップです。(理研発スタートアップ)

  

中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR制度)

国土交通省 中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR制度)「大規模技術実証(フェーズ3)」に当社が採択されました。

国土交通省 スタートアップ育成支援 
https://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000108.html

報道発表資料 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001716255.pdf

採択結果一覧 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001716256.pdf

  

「第7回インフラメンテナンス大賞」において「国土交通大臣賞」を受賞

2023年6月に応募しました「第7回インフラメンテナンス大賞」において、「国土交通大臣賞」(技術開発部門、道路分野)を受賞しました。

国土交通省 報道・広報 https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000321.html
受賞者一覧 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001717479.pdf
受賞案件概要 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001717480.pdf

応募案件名:「中性子によるコンクリート塩分濃度非破壊検査の技術開発 」
応募代表者:理化学研究所、オリエンタル白石
代表者以外の構成員:国土交通省東北地方整備局、パシフィックコンサルタンツ、大日本ダイヤコンサルタント、福山コンサルタント、クリアパルス、千代田テクノルとして、応募いたしました。

また、国土交通省「令和5年度新道路技術会議優秀技術研究開発賞」を受賞しました、中性子塩分計RANS-μの開発が基となっております。
共同研究:理化学研究所・オリエンタル白石、
担当:東北地方整備局、
研究連携:土木研究所、ニュートロン次世代システム技術研究組合という体制で行いました。

皆様の多大なご協力のおかげです。誠にありがとうございました。


授賞式

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